白いジャージとオレンジジュース
「実は、あの写真を撮ったのは彼なんです」
俺はその場で倒れてしまうかと思った。
一瞬、意識を失いそうになった。
俺は、大和が好きだ。
生徒会長として学校全体を盛り上げてくれる素晴らしい生徒。
俺とも気が合って、よく話をしていた。
誰もが憧れるアイドルにも、裏の顔があった。
信じたくなかった。
大和じゃない。
そう思いたかった。
でも、斉藤先生の口からどんどん真実が語られる。