白いジャージとオレンジジュース
ずっと
やっぱり、後悔があった。
教師として、間違ったことをしたんだと・・・・・・反省していた。
「もう時効だよ」
龍はそう言って、俺の腰に手を回した。
「ありがとな」
俺はそう言って、ふたりを見た。
たっくんは知っていた。
俺の心の中の葛藤を。
俺がずっと心の奥でモヤモヤしていた気持ちを、ちゃんとわかってくれていた。
「でも、教室でチューとか憧れるよな」
たっくんはそう言って、俺の頬にキスをしようとしてくる。
「やめろぉ~」
逃げる俺。
そんなバカな俺達3人を見ていた、女性陣。
3人ともとても嬉しそうに俺達を見ていた。
見守ってくれていた。
男は、愛する女性の手のひらで生きている。
少なくとも俺はそうだと思う。
直が俺を見て笑ってくれる。
ただそれが幸せなんだ。