白いジャージとオレンジジュース






「ありがとな。でも、実は俺、全然先生じゃない。家では直に甘えてばっかりだし、たっくんや龍と一緒にいる時は、自分が先生だなんて思ってねぇから。友達だって思ってる。だから、大丈夫。しっかり弱音吐かせてもらってるからさ」





芝生に寝転び、大きな青い空を眺める。



雲の動くスピードが速くて、瞬きを忘れそうだった。






一緒になって寝転ぶ虎太郎と空。




男、5人。



いい光景。





いつか、空が大人になって。




いつか、こうしてまた芝生に寝転んでさ。




人生語り合ったりできるかな。






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