白いジャージとオレンジジュース
「お~い、先生?」
目を開けると、空の笑顔。
と、たっくんのドアップ。
俺の頬をペチペチ叩く空。
「眠ってんのかと思った」
「いやいや、眠ってない」
離れていてもみんなと心が繋がっている。
これから、会う機会が減ったとしても、みんな仲間であることに変わりはない。
「そろそろ、晩御飯の用意できたかな?」
「おう。帰ろうか」
もちろん、このメンバーだってそう。
永遠に続く友情。
オレンジ色に染まる夕焼け空を背に、俺達5人はゆっくりと家路についた。