白いジャージとオレンジジュース





愛してはいけない相手だった。



教え子である直に、恋をしてはいけなかった。






止めようと思っても止められない想い。



毎日、自分の気持ちと戦っていた。



でも、幸せだった。



人を愛すること、人に愛されること。




その喜びを教えてくれたのは直だった。








誰かを守りたいとこれほど思ったことはなかった。




誰かの笑顔がこんなにも自分を幸せにしてくれるなんて。






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