白いジャージとオレンジジュース




「徳田のことで何かあれば俺にも相談してください」




「はい!本当にありがとうございます。担任なのに何も気付けなくて情けないです」




「気付けなくて当たり前ですよ。俺だって全くわからなかった。斉藤先生は自分を責めないでくださいよ」




「新垣先生がいてくれれば力強いです。家庭訪問できるといいんですけど」





夏休み中に家庭訪問できるように準備をしておこうということになった。





何から話すか、どこまで話すか。



本当に難しい。



徳田から聞いたと言えば、徳田が父親から殴られる。



そこが難しいんだよな。



< 67 / 210 >

この作品をシェア

pagetop