いやいや、おかしいでしょ


目をあけると、白い天井

「はっ!私!」

ガバッと起き上がった。

「...うっさい」

横から声がした。

そこに居たのは、イケメン。

私の頬は、赤くなる。

髪色はブロンド

瞳は吸い込まれそうなほど美しい

整った顔つきに、無造作な髪。

全てが完璧である。

「制服、見たことないけど、転入生?」

「あ、はい。えっと、私は?」

「職員室で倒れたんだって。」

そう発したら、白いカーテンを開けて出ていった

が、戻ってきた。

「僕が運んだんだから、お礼くらい言いなよ」

「ありがとうございます..」

無言で行ってしまった。


「倫くん?いるかね?」

「あ、!!」

覗き込んだのはあのおじさん

まさしくあの人だった。

「決断してくれたのか。あ、このプリントにできるだけいろいろ書いといたぞ、わからないことは聞いてくれ」

そう言って渡された、プリントの束と生徒手帳。

「あ、制服は今日採寸して明日届くぞ。君は今日は休みだからゆっくりしたまえ」

「はい」

微笑んでから、出ていった

ベッドに座ったままプリントを見た。


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