恋愛白書
  だから風花は『もしかして今度は陽菜に翔太を奪われるのでは?』と不安になった。だがほどなくして風花の不安は的中し翔太は雛の手に落ちた。


  つまり『歴史は繰り返す?』いや『因果応報?』と言う言葉が適切か?あるいは翔太の優柔不断な性格が災いしてか?翔太はまたもやその陽菜と言う女にいともあっさりと略奪されてしまったのだ。だがかつては風花も彩から翔太を奪った。この事実を踏まえればまさに風花が今度は陽菜から翔太を略奪された事になる。


  尚、若い時には感じなかった苦い思いが今風花の心をよりユウウツにさせた。勿論悪いのは翔太を略奪した風花と陽菜である。



< 8 / 10 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop