三種の神器‐戸嘴美園(こはし みその)の場合
「えっえー!!!ちょ・ちょっと紫苑義姉さんてば急に何を言い出すんですか?!って、あっあー!!!」
と楓駕(ふうが)はあまりの驚きにハンドルを切り損(そこね)、道路のセンターラインを大幅に越え危うく対向車とぶつかるところだった。
そしてその時助手席に座っていた美園が、背もたれに思いっきり背中をぶつけた格好になって
「あっー!びっくりしたあーと言うか、こ・恐いわ。もう楓駕ってば、ちゃんと運転してよね」
と言って真っ赤な顔をして頬をぷっくりと膨らませた。
「ホント。楓駕君私も一瞬生きた心地がしなかったわよ。もう今の衝撃で軽く10年は命が縮まったかも?って言うか、そんなに楓駕君にとっては驚く事なのかしら?」
と紫苑は乱れた呼吸を整えながらそう言った。
「す・すみません。驚かせてしまって」
と楓駕はまず反省の言葉を美園と紫苑に対して言いながらも更に続けて
と楓駕(ふうが)はあまりの驚きにハンドルを切り損(そこね)、道路のセンターラインを大幅に越え危うく対向車とぶつかるところだった。
そしてその時助手席に座っていた美園が、背もたれに思いっきり背中をぶつけた格好になって
「あっー!びっくりしたあーと言うか、こ・恐いわ。もう楓駕ってば、ちゃんと運転してよね」
と言って真っ赤な顔をして頬をぷっくりと膨らませた。
「ホント。楓駕君私も一瞬生きた心地がしなかったわよ。もう今の衝撃で軽く10年は命が縮まったかも?って言うか、そんなに楓駕君にとっては驚く事なのかしら?」
と紫苑は乱れた呼吸を整えながらそう言った。
「す・すみません。驚かせてしまって」
と楓駕はまず反省の言葉を美園と紫苑に対して言いながらも更に続けて