三種の神器‐戸嘴美園(こはし みその)の場合
でもそりゃあこの場合普通は誰だってマジ驚きますって。ちなみにまだ二十歳(はたち)そこそこの青二才が、ファミレスの代表取締役になるんですよ。早い話社長になるって事なんですからね。そりゃあこの場合は誰が聞いたって、驚きますって!」
と楓駕は半ばムキになってそう紫苑に反論した。
「いや、まあ私の旦那があんな事になっちゃってさ。私もこれからは独身になったてしまう訳だし、マジで危機感を感じちゃってさ。ねえ、美園さんこの際楓駕(ふうが)君と結婚をして、二人でファミレスを盛り立てて行くってのはどう?」
と紫苑はいきなり話を美園に振ってきた。
「ど・どう?って、はあ?そんな事急に私に振られても、返事に困るって言うか、それに私と楓駕は結婚の『け』の字どころか、まだ恋人同士にさえなってないんですけれど」
と美園は即座に言い訳をした。
「あー。だったよねー。ってごめん。でもホントは楓駕君のお母さんにも現役復帰して頂いて、この際松本家総出でファミレスを支えていけたらって、チラっと私そんなむちゃな事を考えてしまったものだからさ。お二人さん許してね」
と紫苑は半ば笑いながらそう言った。
と楓駕は半ばムキになってそう紫苑に反論した。
「いや、まあ私の旦那があんな事になっちゃってさ。私もこれからは独身になったてしまう訳だし、マジで危機感を感じちゃってさ。ねえ、美園さんこの際楓駕(ふうが)君と結婚をして、二人でファミレスを盛り立てて行くってのはどう?」
と紫苑はいきなり話を美園に振ってきた。
「ど・どう?って、はあ?そんな事急に私に振られても、返事に困るって言うか、それに私と楓駕は結婚の『け』の字どころか、まだ恋人同士にさえなってないんですけれど」
と美園は即座に言い訳をした。
「あー。だったよねー。ってごめん。でもホントは楓駕君のお母さんにも現役復帰して頂いて、この際松本家総出でファミレスを支えていけたらって、チラっと私そんなむちゃな事を考えてしまったものだからさ。お二人さん許してね」
と紫苑は半ば笑いながらそう言った。