三種の神器‐戸嘴美園(こはし みその)の場合
第10章‐合せたい歩幅
母親がコスプレをしていた意味を遅まきながら知った楓駕(ふうが)は、二十歳にしてようやく自分に足りない部分の一端が漠然と見えた気がした。ちなみに今回自分の母親がコスプレを何故しているのかと言う疑問を、何年もないがしろにしてきた挙句目を背(そむ)け続ける事しか出来なかった楓駕。
そしてまたその事をエトランゼのYONCOに指摘されて、はじめて自分の愚かさに気付かされた感じが否めない楓駕。尚、これから美園と歩幅を合せて人生を歩む際には、このような事がないように常に早目早目に美園の気持ちを理解して、いつもどんな時にでもクリアな心でいたいなとそう強く思った楓駕だった。
そんな楓駕は改めて
「美園俺おまえとはずっと仲良くしていたいから、この先おまえに対する疑問点はどんな小さな事でも質問してゆくから、その事を心の片隅にインプットしておいてくれよな」
と美園にそう伝えた。
「うん。解ったわ。私も楓駕に対する疑問点は、なるべくその場で解決するようにするね」
と美園はそう言って楓駕の顔を見上げた。
そしてまたその事をエトランゼのYONCOに指摘されて、はじめて自分の愚かさに気付かされた感じが否めない楓駕。尚、これから美園と歩幅を合せて人生を歩む際には、このような事がないように常に早目早目に美園の気持ちを理解して、いつもどんな時にでもクリアな心でいたいなとそう強く思った楓駕だった。
そんな楓駕は改めて
「美園俺おまえとはずっと仲良くしていたいから、この先おまえに対する疑問点はどんな小さな事でも質問してゆくから、その事を心の片隅にインプットしておいてくれよな」
と美園にそう伝えた。
「うん。解ったわ。私も楓駕に対する疑問点は、なるべくその場で解決するようにするね」
と美園はそう言って楓駕の顔を見上げた。