三種の神器‐戸嘴美園(こはし みその)の場合
「あっ、紫苑義姉さん申し訳ないけどすぐに俺の部屋に3人分のお茶を持って来て!」
  と楓駕は自分の家に着くと即義姉である紫苑にそう指示した。




『うん。解ったわ」
  と言うと紫苑はキッチンに走りお茶の準備を始めた。




  そして
「美園は先に俺の部屋で待機な」
  と楓駕(ふうが)は言うと美園を連れて2階へと続く階段を昇り始めた。




  2階の奥のドアを開けると楓駕は
「ココが俺の部屋。掃除してないんでだいぶ散らかっているけど、適当なトコに座って」
  と言うと楓駕は美園に座布団を投げて寄越した。
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