姉が作った薬のせいなのかおかげなのか…って!誰が感謝するか!という名の物語
姉貴よ!これほどまでに姉貴に感謝するなんて思いもよらなかったよ!
「ありがたくいただくぜ!」
「交換条件よ」
「……今なんて言った?」
本番おっけーって言ったか?
「交換条件!これと!」
姉貴はとあるものを取り出した
「……これは!?」
ただの浮き輪だった
「な、なんだよ!この浮き輪!」
「よくぞ聞いてくれた!」
あーまーた始まったか?
「この浮き輪はなんと空を泳げる浮き輪なのです!」
姉貴は得意げに話を始める
一応俺もリアクションするか
「えー!!!空を泳げるだと!?
なんだよそれ!凄すぎるだろ!早く貸せ!泳がせろ!」
ガチで凄いわそれ!空泳ぎてー!
「まあ最後まで聞け!」
焦る俺の胸を人差し指で押す姉貴