19年後
短編
  村山佳夏(むらやま よしか)36歳は2つ年上のご主人と中学生の男の子と暮らす、ごく普通の主婦である。




  ある良く晴れた日の早朝―――。




  何気なく郵便受けを覘いた佳夏は郵便物の中に真新しい水色の封筒が混じっているのを見つけた。差出人の名前は『大垣尚人(おおがき なおと)』とあった




  そして早速佳夏がその封筒の中を開けてみると、不思議な事に見覚えのある櫛(くし)と手紙が入っていた。
< 1 / 8 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop