月の満ち欠け
  その美少女の言葉に峻哉はびっくりした顔をして
「は・はい。ホントにきれいな月ですね」
  と言った。




「私自分の名前が美月(みづき)なもので特に月を見るのが大好きなんですョ」
  と、その美少女は言って峻哉の隣に静かに腰を下ろした。




「へー。君の名前って『美月』って言うんだ。ステキな名前だね。あっ、僕は小菅峻哉って言います。宜しく」




  そんな二人は月のやわらかな光に包まれしばらくただ無言で月を見ていた。
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