スナック富士子【第四話】
目次・あらすじ
ずっと書いてみたかった妄想のスナック「スナック富士子」を舞台にしたお話を書き始めました。
             
【スナック富士子 第一話 「終わらない初恋」】
兄弟の兄と弟に手を出している一樹の過去の恋はそれだけが本気の恋だったと思う。僕の親友に恋をしていたあの頃の一樹はどこへ行ってしまったんだろう。
(一樹の続きも、「僕」の話も、と目論んでいます…)


【スナック富士子 第二話 「待ち人の約束」】
午後になって雲行きが怪しくなって雨が降ると彼はやってくる。雨宿りをするように。それだけがたった一つの理由であるかのように、彼はやってくるのだった。──こんな雨の日には富士子ママがお店に顔を出す。言葉ではない約束が果たされるのを今も待っているのか。


【スナック富士子 第三話 「小糠雨」】
「ちょうど、今日のような雨と一緒で、音もなく降り注いでくるから気づかない。そういう恋ってあるだろう?雨に濡れていることに気づかなかったから、濡れたままでいて、風邪を引いてしまった。」

【スナック富士子 第四話 「テンガロンハット」】
 彼がテンガロンハットをいくつ持っているのか誰も知らない。彼のマンションの一室テンガロンハットが所狭しとあるという。けれども実際にそれを見たものはいない。


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