クレオ
  だが雫はいつまでも恋人である翔に真実を告げない訳にはいかなかった。




  ご両親が亡くなってたった一人ぽっちになってしまった翔。




  そんな翔の心を支えてあげれるのは自分しかいないのだからと、雫は心に誓い翔の悲しみの全てを受け止めて精一杯翔の今後のために心を砕く覚悟でもあった。




  が、しかし担当医師に翔が一生目が見えなくなると告げられ、一時はショツクで気が動転して何もする気になれずにいた雫だった。
< 5 / 16 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop