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「あっ、これね。去年の年末の忘年会の余興の時のスナップ写真だから気にしないで」
  と慌てて翔は志麻からパスケースを奪い取った。




  が、しかしその時二人の間にはしばし気まずい沈黙の時が流れた。




  すると翔は少しバツが悪そうな表情になった。




「俺今夜は疲れたからこれで帰るよ。じゃ志麻ちゃんいつもの駅まで送るね」
  と言って翔は志麻の肩に手を回しゆっくりと歩き出した。
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