幸福(しあわせ)の種
短編小説
羽田乃琥珀(はたの こはく)は会社の飲み会の帰り道、ホロ酔い加減で家路へと続く道をテクテクと歩いていた。
しばらく歩き続けていると琥珀は仄(ほの)かな金木犀(きんもくせい)の香りに気づき、ふっと上を見上げた。
すると青い風船が枝に引っ掛かっているのを見つけたので、琥珀は背伸びをしてその風船を取った。
すると琥珀はその風船を括(くく)りつけた糸の下の方に、ヒラヒラと舞うビニール袋に覆(おお)われた手紙が付いているのに気がついた。
しばらく歩き続けていると琥珀は仄(ほの)かな金木犀(きんもくせい)の香りに気づき、ふっと上を見上げた。
すると青い風船が枝に引っ掛かっているのを見つけたので、琥珀は背伸びをしてその風船を取った。
すると琥珀はその風船を括(くく)りつけた糸の下の方に、ヒラヒラと舞うビニール袋に覆(おお)われた手紙が付いているのに気がついた。
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