幸福(しあわせ)の種
再び琥珀と会うきっかけを作りたいがために、洲堂は琥珀がいつも通る道にある、金木犀(きんもくせい)の木の枝に手紙を付けた風船をわざと絡(から)ませておいたのだ。
そしてこの一件が功(こう)を奏(そう)し、琥珀の心が次第に洲堂へと傾き、この事をきっかけに二人の仲は急接近した。
そしてこの一件が功(こう)を奏(そう)し、琥珀の心が次第に洲堂へと傾き、この事をきっかけに二人の仲は急接近した。