ケータイ小説を書くにあたって
「俺様かぁ。だったら執事とかは?」
私の認識では、俺様と並んで、執事もかなりの人気のキーワードだ。
「だったら、俺様執事でいいんじゃない?」
いいものはくっつけてしまえ。
友人Aの大ざっぱすぎる考え方には、呆れるを通り越して、もはや尊敬する。
「なるほど。俺様執事か。いやでも、執事のくせに俺様って何。やる気あんの、そいつ。」
「そういう細かいことはどうでもいいのよ。とにかく胸きゅんすればあいつら何でもいいんだから。」
そう言って友人Aは、グラスの中のジュースをググッと飲み干した。