隔世伝達(かくせいでんたつ)
  すると僕の脳裏に悪戯心(いたずらごころ)が芽生えた。




  もしも『僕と鈴代と鈴代の父親の史麻呂さんとで、死んだお隣のおばあちゃん指定の神社で、それぞれに宝くじを同じ枚数買ったら果たしてどうなるのだろう?』と思い、授業を終えると早速まずは僕がお隣のおばあちゃんの指定の場所で宝くじをバラで10枚買った。




  そして家に帰ってから鈴代に僕が毎晩見る夢の話をした。
すると鈴代は
「えー?!不思議。なんで家の死んだおばあーちゃんが航君の夢の中で、あたしのお父さんの名前を言うんだろうね?でも突き詰めたらそれってすごく面白い夢の内容よね。



  ねえ、航君ちなみにおおいに試してみる価値有りだわね。じゃあ早速あたしこの事父にも言って見るわ。うーん。それにしてもこうして3人で買った宝くじが果たして誰に当るのかあたし興味津々(きょうみしんしん)だわ。ものすごーく楽しみ!航君とってもステキなサプライズありがとう感謝するわ」
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