sakura




三人でしゃべりながらいつもの場所に行く



誰もいない海の見える丘



そこでたまに村に来る人から貰う本を読む




三人とも読むジャンルは全然違う



彩花はなにが面白いかちっともわからないような
学術書





友美は魔術に関する分厚い本



わたしは恋愛物



静かに本を読みながら潮風を感じる





そして騒ぎながらやってくる足音がした




きっとあいつら



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