Endless holiday
「おい一騎、そろそろ起きろよ」


義之に起こされて、眠い目を擦りながら布団から起き出す。


寝巻き代わりのトレーナーを脱ぎ、枕元に用意しておいた着替えを手に取ったとき、ドアがノックされた。


また昨日と同じパターンか? そう思いながらズボンを脱いだところで、義之がドアを開ける。



「おはよぅ」
「おはよ~」


笑顔で入って来た奈々と絵里菜が、下半身パンツ一枚の一騎を見た瞬間、また悲鳴を上げた。


何で毎日同じことやってんだよ。


一騎は心の中で苦笑しながら、そのままズボンを履いた。

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