Endless holiday
食事が終ると、みんなでゲレンデに繰り出していく。


今日こそは何が何でも杏奈と進展する為に、ずっと杏奈の近くにいることにした。


リフトで上に上がっても、常に杏奈のすぐ近くをキープする。


「なぁ新山、一緒に滑ろうぜ」


さり気無くタイミングを見て話しかけてみた。


「え? ああ、うん。じゃあ行こう」


杏奈はニコッと微笑むと、そのまま滑り始めたので、一騎もそれを追った。

< 102 / 202 >

この作品をシェア

pagetop