Endless holiday
それからこけることなく何度か滑り、一旦スノーボードを止めて、少し休憩することにした。


喫茶店に入ると、一騎はコーヒーを、杏奈はミルクティーを頼んだ。


「ずっとさぁ、夢だったんだ」


「え? 何が?」


杏奈が微笑んで見つめて来る。


「新山と二人でこういうとこに来るの」


「うん。実は私も」


杏奈が微笑んだ。

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