Endless holiday
「おはよー」
「おっはー」


女子たちが部屋に入って来る。


昨日と違うのは、最初に部屋に入って来たのが、奈々と絵里菜ではなくて、奈々と杏奈だったことだ。


奈々は今まで矢部くんと呼んでいた義之に向かって「朝ごはん食べに行こうよ義之」と呼び捨てにし、

杏奈も一騎に向かって「おはようカズくん」と挨拶をしてきた。


もう限界だった。

このままでいたら、永遠に2日目から抜け出せないように思ったのだ。


「なぁオマエら、オマエらはおかしいと思わないのか?」


一騎が少し大きな声を出したので、全員が驚いた顔で見つめてきた。


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