Endless holiday
「とにかく追いかけないと」


「何でよ。私のことが好きなんでしょ?」


「違う。俺が好きなのは新山……」
「ヒドイ! じゃあ何で好きだなんて言って抱きしめたのよ」


絵里菜の顔が、泣きそうに歪む。



次の瞬間。


『パシィ』


絵里菜が思い切り頬を叩いた。


と同時に、真っ暗になる。


次の瞬間……。

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