Endless holiday
日が暮れるまで滑り、ホテルに戻る。


部活はやっているが、ここまで長時間ぶっ続けで運動をしたことはないから、足は棒になるほど疲れていた。


なのに一騎以外の全員は、疲れる素振りもなく、笑顔で喋っている。


ぶっちゃけ自分が一番体力的には優れていると思っていたから、正直へこむ。


夕食はまた昼食と同じ席になったから、一騎は自然と星花と話をした。


それにしても、全然思うようになってくれない。


ここに来るまでに思い描いていたのは、いち早く上達した一騎が、なかなか上手くならない杏奈に指導しつつ、

昼食や夕食には同じテーブルで話しに花を咲かせて……というシナリオだった。

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