Endless holiday

「ねぇ、身体大丈夫？」


心配そうな顔の杏奈。


これって好きな相手に対しての表情じゃないのか？

そう思うけど、どうせ気のせいなのだろう。


「大丈夫だよ。昼からまた滑りに行くから」



「そっか、良かった」


微笑んだ杏奈が可愛い。


もうこのチャンスに告白したらどうなのか？


この後、こんな風に二人きりになるチャンスはもうないかもしれないのだ。



そう思うけど、勇気が出ない。