ハッピーエンドのない恋

まいとの出会い



あたしは、中3のとき人間関係がうまくいかなくて不登校になった。元々、学校をサボりがちだったのに加え、中3の大事な時期に不登校になったあたしは、普通の高校には行けないと言われ仕方なく定時制高校を選んだ。知ってる人のいない高校に行きたかったって言うのもある。
卒業式には出なかった。今さらクラスのみんなに会うのが怖かったから。それでもずっと友達で居てくれた、麻奈、知沙都、このは、にはすごく感謝している。あの頃のあたしは、どうしようもなくねじ曲がっていたから、その事さえ『どうせ、偽物の友情だ』と信じていなかったけど。

そんな感じのまま、あたしは高校に入学した。
友達なんていらなかった。1人の方がラクだから。

案の定、そんなあたしは派手なグループの子に目をつけられた。
『絶対あいつ友達できねぇよ』
『てか、あいつ超暗くない?』
『マジ怖いんだけど』
そんなことを言われ続けた。
別になんとも思わなかった。なんとも思ってない人になに言われようとあたしには関係なかった。
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