バリの太陽とティアラにかけた恋
タイトル未編集
 第1章

 エイジは29歳。今年日本からバリ島にカフェをオープンするためにやってきた。だが、ん本での失恋を忘れるためというのは、バリに来た本当の理由だった。バリで仕事に追われたり、慣れない異国で必死にもがいていれば、きっと痛い痛い失恋のことは忘れるだろうと思って、ろくな計画の立てずにやってきた。
 エイジは、パラグライダーが趣味だ。そして、サーフィンも最近やり始めた。
 とりあえず、言葉は、パラグライダーでウェイティングをしている間に、現地の売り子から習って覚えてしまった。そう、エイジは遊びでは3年前から、ここに来ているのだった。風は申し分無かった。世界中でどこよりも、強くて、暑くて、それでいて、どこまでも安心してフライヤーを上空へとお仕上げてくれる、絶好の風がここにはあった。
< 1 / 1 >

ひとこと感想を投票しよう!

あなたはこの作品を・・・

と評価しました。
すべての感想数:0

この作品の感想を3つまで選択できます。

この作家の他の作品

ふたり

総文字数/2,029

ミステリー・サスペンス2ページ

表紙を見る
警備艇乗船前の電話

総文字数/8,104

ミステリー・サスペンス4ページ

表紙を見る
バリの恋人

総文字数/957

恋愛(その他)3ページ

表紙を見る

この作品を見ている人にオススメ

読み込み中…

この作品をシェア

pagetop