カラフルデイズ―彼の指先に触れられて―
ベビーピンク
甘ったるい記憶と手の感触。
キーボードに乗せた自分の指を見つめて思い返すのは、絡ませ合っていた彼の指。
デスクの上に転がったライトブルーのペン。
こんなに明るく澄んだ色が相応しい彼に、いつしか色を失いかけてた私なんかが、一体なにをどうすればいいの……?
――――いまさら、素直になるのが恥ずかしい。
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