私と貴方とあの子と・・・【完】







郁が・・・私の事一年前から好き?





ぐっと嬉しさが込み上げたが、
思い出したのは楓の顔。












楓は郁が好き。

郁は私が好き。

私は楓と友達。










・・・・・・。









郁が書いた文字の下へ、私も字を書く。


それを郁に見えるようにズラして、
郁が見たのを確認すると、急いでノートを閉じて立ち上がった。

そして、静かに・・・でも急いで教室を後にして走る。








 
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