侍ヴァンパイア
ここまで理性を保ってんだ…




「お腹が空いてるからって…少し、乱暴です…それに、、、」



「めんどくせー」



そうそう、お前のせーだ、お前が全部悪いーーー
何か言いかけていたが、俺はその先を聞かなかったーーー



女特有の、
私だけ見て、かまって、特別扱いしてーーー



どうせそんなとこだろ?



今まででもそれで、どれだけ被害をこおむってきたかーーー




俺に向けられる、好奇な眼差しーーー



俺が、人に在らざるモンだと認識した瞬間に、悪魔でも見るみたいに手のひらを返しやがるーーー


女にかぎらず、、、人間は皆そんな生き物だ…



汚いーーー



長げー間生きてっと、いろんな経験もする、



俺は、人間離れを違った意味でしているんだろう




たぶん、




ーーー自分でも気付かないうちにーーー








呆気に取られたみてーに、目の前のソイツは黙り込む…



「お前さ…俺に助けてもらっといて、優しくしろとかよく言えんね?」


「ズーズーしいにも程がある」



「…。」



どーせ、テメーもあいつらと一緒…



「所詮、、、エゴイストな人間なんだよ、、、」



< 20 / 385 >

この作品をシェア

pagetop