乱華~羽をくれた君~Ⅱ【完】
「あ~やっぱ、たまに会うといいよな、ムラッとくる」
ムラっとくるって…!
「あ、あたしお風呂借りようかな…」
いくら何度も抱き合った仲だとしても、汚いあたしを陸さんに見せたくない。
立ち上がろうとしたとき、手首を掴まれた。
「そんなんいいって」
「良くないよっ陸さんはいつも帰ってきたらすぐシャワー浴びてるからいいけど…」
「俺が気にしないんだからいーんだって!」
その瞬間、陸さんの方に腕を引っ張られ、体がぐらりとよろめいた。
そしてソファに押し倒される形になる。
ひゃーっ!!なんでいつもこう強引なんだか。
会えば絶対エッチしちゃう。
それがただの都合のいい時にやれる女になってないよね?って最近不安になっちゃうときもある…