乱華~羽をくれた君~Ⅱ【完】
「そっかぁ。こいつとあたしは同中なんだよ」
「こいつとはなんだてめぇー!」
舞香の言葉に康大が怒りだす。
でも本気で怒ってるわけではなくて、ふざけあってる感じ。
なんだかお似合いだな…
あたしが笑ってると二人が「何笑ってんだよ」と、同時に睨んできた。
舞香と仲良いみたいだし、隣が良いひとそうでよかった。
「あ、奈緒~今日あたしバイト休みだけど…大丈夫だよね?」
「え!!!舞香今日休みなの!?」
「うん~今日用事あってさ…でも心配しなくても昨日ちゃんと仕事できてたよ!?」
2日目とはいえ、まだ全然慣れてない。
しかも今日は難しそうな接客の仕事…
あたしは一気に青ざめた。