乱華~羽をくれた君~Ⅱ【完】
うわぁ…あたしアホだぁ…
穴があったら入りたいってこういうこと言うんだ…
「うん、笑ってた方いいな」
自分で納得するように頷く康大。
やっぱりあたしって暗く見えるんだ。
見た目を変えても中身はそんな変わらないし、俯いたりする癖は中々直らなかった。
それは自分でもよくわかってるんだけどね。
「今日さ、マック行くから」
「え、来ないでよっあたしまだ慣れてないし…」
「いーのいーの。気にすんなって。ちょうど今日ダチと遊ぶ約束してたんでちょうどいいわ」
「待って、ホントに嫌なんだけどっ」
康大は机に突っ伏してしまって、聞こえません状態。
あああ。
なんでこうもバイト先に知り合いがくるはめになっちゃうわけ!?
先が思いやられる。