乱華~羽をくれた君~Ⅱ【完】
「そんなのだめだよ!陸さんが働いた分は陸さんが使わなきゃ…そんなお金、もらっても嬉しくない。あたしは自分で使う分はちゃんと自分で稼いでみたいの」
しばらく無言でテレビを見てた陸さん。
もしかして…ダメだった?
陸さんって意外に過保護だしな…
なんてことを考えてたら、唐突に「やってみれば?」なんて言うから驚いた。
「いいの…?」
「おー。なるべく迎えに行けっときは行くから」
「え、いいよ、陸さんだって仕事あるし疲れてるのに…」
「いや、お前はそんなの別に気にしなくていーから」
……やっぱり過保護だ
食べ終わった後、ソファに座ってまったりしてると陸さんが肩を抱いてきた。