ボクの中のキミへ
女の子は悲しい顔で、確かにそう言った。
中に入ってもいい?
その時僕は少しだけ君を怖いと感じたんだ。
「どういう意味?」
聞くと君は、ポケットから水晶玉を取り出し僕に差し出した。
「これ‥お守り。割れると私いなくなっちゃうからね」
僕がその水晶玉を掴んだ瞬間、辺りは白い光りに包まれ何も見えなくなった。
眩しくて目を閉じている間に、女の子は僕の前から姿を消した。
きっとこんな話し、誰も信じてくれないと思う。
だからまあ君にも言わない。
バカにされたくないから。
その日は帰ってからずっと、水晶玉のお守りを見つめていた。
もしかして勘違い?
そう思いたかった。
でも‥
ベットに入ってから、僕は異変に気付いてしまった。
(ありがとう‥海君!)
部屋には誰もいない‥
声もしない‥
今のは一体‥?
(私の名前は柚(ゆず)だよ)
でも確かに僕の頭の中にその声が入ってくる。
「だ‥誰!?」
子供だけど、幽霊なんて非科学的な事僕は絶対に信じない。
けれどもこの時だけは、怖くて泣き叫びたかった。
(今日お祭りで会ったじゃない‥)
忘れたの?
そう言いたげに悲しい声が頭に響く。
中に入ってもいい?
その時僕は少しだけ君を怖いと感じたんだ。
「どういう意味?」
聞くと君は、ポケットから水晶玉を取り出し僕に差し出した。
「これ‥お守り。割れると私いなくなっちゃうからね」
僕がその水晶玉を掴んだ瞬間、辺りは白い光りに包まれ何も見えなくなった。
眩しくて目を閉じている間に、女の子は僕の前から姿を消した。
きっとこんな話し、誰も信じてくれないと思う。
だからまあ君にも言わない。
バカにされたくないから。
その日は帰ってからずっと、水晶玉のお守りを見つめていた。
もしかして勘違い?
そう思いたかった。
でも‥
ベットに入ってから、僕は異変に気付いてしまった。
(ありがとう‥海君!)
部屋には誰もいない‥
声もしない‥
今のは一体‥?
(私の名前は柚(ゆず)だよ)
でも確かに僕の頭の中にその声が入ってくる。
「だ‥誰!?」
子供だけど、幽霊なんて非科学的な事僕は絶対に信じない。
けれどもこの時だけは、怖くて泣き叫びたかった。
(今日お祭りで会ったじゃない‥)
忘れたの?
そう言いたげに悲しい声が頭に響く。