堕天使Ⅱ



竜「理由は?」



舞「それは、私達が普段生活している世界の話じゃないから。」



大「裏の世界か?」



舞「まぁ、簡単に言えばそうなる。」



竜「何で舞が裏の世界の人間なんだ?」



舞「まぁ、一つだけ教えるわ。私の旧姓、つまり、ちょっと、前まで私が使っていた苗字は橘。」



大「橘って、世界でも、トップクラスの組みじゃねーか。って言うことは、彩って子は?」


舞「あの子が、橘を継ぐ人間。私だって候補に上がってた。つまり、彩の右腕的存在。」



竜「だから、舞は警察よりも、立場が上なのか。」



舞「でも、これ以上は話せない。私にだって人権はあるんだから。」



大「俺は、充分だ。」



竜「俺もいいよ。」

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