生きた証
ずっと休み続けていた分、
勉強はどんどん遅れていく。
でも、私を見捨てないでくれた親友がいた。
名前は美由紀。
美由紀とは、二年生の時、同じクラスだった。
私と対照的だった美由紀は、
明るくていきいきしていた。
そんなある日。
美由紀がうちに来た。
嬉しいことに、勉強を教えてくれると。
さっそく、教えてもらう。
でも、さっぱりわからない。
そんな私に美由紀は、「焦らなくていい」と、
私を励ましてくれた。