゜。秘密の極道彼氏 ~part2。°
ちなみに、私と遥と沙茶と朱雀は同じクラス!!
沙茶と遥の喜びようが半端なかったのは言うまでもない。
私だけ「…チッ。なんでお前同じクラスなんだよ…」
って一発ぶっちゃったんだけど。
「彼氏だろーと!俺が來華を守ん…」
「そーちょー!!にゅー学式始まりますよ~?」
「うっさいなー!!こっちのほうが大事っ……!」
…このボケ、何を言ってるんだろうね?
せーっかく呼びに来てくれた友達(多分『総長』って呼んでるから族の人だろうけど)と、我が彼氏に。
知ってるかな~?
羽交い絞めと称してガチで首を絞めると『死ぬ』って。
「おい、碧。何が何より大事だって?てめぇ誰がどれだけ家計切り詰めててめぇを塾通わせて受からせたかわかってんのか?」
「受かったのは……俺のじつりょっ…」
「私が家計切り詰めて塾に通わせてやったからだろが!!!」
「ぎ・・・ギブっ……」
碧が腕をパタパタ叩いてきたから終了。
「で、何が何より大事なのかな~?」
「…はぁっ…はぁっ……真面目に…学校行事や勉強に励むことが、俺にとって一番重要です……」
ほぅ?
「じゃぁ、どうする?」
「入学式…行ってきます…」
私の育て方に間違いはなかった!!