゜。秘密の極道彼氏 ~part2。°
「えーと、エプロン?使っちゃダメだった?これしかないみたいだったから、使っちゃったんだけど」
「いいです!大丈夫です!いやむしろグッジョぶふっ…」
やばい、まだ鼻血がでそうだ…。
だがしかし!
私はもう倒れることはできない!
もう!!
「家じゃ黒エプロン使ってるんだけどさ」
「ブフォっ!!」
…けぇーおぉーーーー!!!!!
來華選手、沙茶選手の追加攻撃により、ケーオーです!!!
もう立ち上がれる気がしません!!
「たて、立つんだ來華!!!」
「うわ、それ古いなー」
沙茶さん、あなたのせいでワタシ倒れてるんですよ?
しかも碧も古いし。
あ、私らの脳が古いのか!
「でも小さいうちってアニメとか漫画の主人公に憧れるよなぁ…。俺も一人で鍛えながらもちょっと技とか真似してみたりしたし」
「うぐっ…ケーオーして尚攻撃だとっ…!
と、ところで、どんな技とか?」
「え?ライダーキックとか?」
「っ……」
もう、声も出ないよね……。