あれからどれくらいたっただろう。

外がオレンジになったころ起きた。
「うーーん!
よくネタ!」

ごつっ

なんかにぶい音がした。
あと体が重い。

頑張って起き上がると・・

「きぃきゃぁぁぁあああああ!」

「ん?」

なんと、わたしのおなかに美男子が抱きついていた。


「だれ・・・・・・」


「まぁ、そのうちわかるよ。」

「・・・。は」

だれじゃぁぁぁぁ!


美しい声ね顔も。

なんて言ってる場合じゃない!

その男をベットから突き落とし、急いでリビングに行った。


ダダダダダダダダ!
「母さん!!」

「どうしたの?」

「ベッド、ベッドにビ美男子が!」

「あー、この子のこと?」


なんとそこにはさっきまで私と寝ていたはずの男の子がいた。


なんで・・・?


「初めまして。木下 エリックです」
といって
私を抱きしめた。

「きゃっ!ちょ・・はなして・・」

「あっすいません。昔の癖で・・」


「エリックくんは私の友達の息子なの。」

へー
「あのさ、さっき私の部屋にこなかった?」

「そんなはずないわ。今、さっきあたしと買い物から帰ってきたところよ?」
と私の妹、真緒が言っている。


「幻かしら・・?」

「クスっ」
「何よ母さん」

「何でもないわ。」
「クスっ」

「何よ木下君まで・・」

「いや・・。それより、エリックでいいよ。これからよろしくね」


「あーうん。」

「エリックねこれからうちに住むの。」



「え!!!!!なんで?急に来て住むって・・」

「ほんとは前から決まってたことなの。今日、お客様が来るって言っておいたでしょう?」


「はぁ。」


「これからよろしく。」



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