ツンデレちゃん!!






「…え、と、はい」


莉緒はぎこちなく頷いた。




「瑠奈ちゃんと、今日の放課後予定はあった?」





その問いに、莉緒は絶対素直に答えるに決まっている。


ないです、と。





なんとしても、それだけは避けたい。


莉緒にはぜひとも、ありますと、満面の笑みで答えてもらわないと。





莉緒がないと答えないように、あたしは目で必死に訴えた。







「………ありません♪」


「…え"」




おい莉緒。



親友の訴えを完全無視しやがったな。


あたしここから神頼みレベルであなたのこと見てたんですけど。




しかもなんで語尾に音符ついてんのよ‼⁉





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