ツンデレちゃん!!




「るーなちゃん♪」


「☆¥×○♪%☻⁉」





なっ、なななななななななななんでっ⁉⁉




だってあたし、確実にこの人よりも速く…





「さ、行くよ。見たところ平野さんと一緒じゃないし」


「あっ、やっ、離してッ‼」




あたしの抵抗は虚しく、篠原に、そのまま家とは反対方向に引っ張られていく。







「ちょっとっ‼ どこ連れてく気⁉」



だいぶ人が多くなった通りまで連れてこられ、あたしは堪らず掴まれていた手を振り払った。





「もう着くよ。……あ、あったよ」



篠原は懲りずにあたしの手をまた握り、そのまま目的地だという建物の中に入っていく。





< 114 / 337 >

この作品をシェア

pagetop