ツンデレちゃん!!






いや、女友達同士としてなら、まだわかる。


莉緒に対してとか。




でもあれ以来、そんな感情はあたしの中から綺麗さっぱり消えた。






「……あたし、どっちも嫌い」


キッパリとそう答えた。




だいたい、男に対して好きとか、そういう恋愛感情は、生きるには不必要だと思う。





恋愛?

なにそのくだらない遊び。


あたしには、そんなもの必要ない。






「「ええええええ〜っ⁉⁉⁉」」


また声を揃えて、オーバーリアクション。




「なっ、なっ、なんでッ⁉」



音々がワナワナと手を震わす。




なんでと聞かれても、あたしにはどうでもいいことだ。





< 142 / 337 >

この作品をシェア

pagetop