ツンデレちゃん!!
第3章
バンド結成
「るなるなるなるなッ‼」
「………」
…よしこれは高校中退するしか……
「よかったじゃん! 瑠奈っ」
「ぶっ」
ちょっ、は、えぇ⁉⁉
莉緒さん、あなた今、なんて……ッ⁉
「いいね♪ これから楽しみが増えたわ」
あたしを冷やかしの目で見て笑う、恐らく今まで親友であった莉緒。
今はまったく、そんな風に思えない。
「ちょっ、莉緒⁉ なに言ってんの⁉⁉」
ほんとなにコレ⁉
正常だった莉緒まで、ついに本当におかしくなった⁉⁉⁉
「「るーちゃああああああん‼‼‼‼」」
「ひっ⁉」
今目の前にいた莉緒は、一瞬にして遥か遠く、あたしの周りには音々軍団(勝手に命名)が群がっていた。