ツンデレちゃん!!
……で、結局、
「すいませーん! 通してくださーい‼」
「すいませーん‼」
………こんなことひたすら言いながら道を空けてもらって、なんとかテントにたどり着いた。
「あっ! るーちゃんに莉緒!」
中に入ると直射日光を避けられてかなり嬉しいんだけど、その分かなり熱がこもって暑い。
こんな暑さの中でも、音々はわけのわからない衣装を着て、飛び跳ねながらあたし達の元に飛んできた。
「もぉキンチョーするぅ‼ どうしよぉ、やばいやばいやばいいぃぃいっっ‼‼‼」
………大丈夫。
あんたの奇想天外な言動に比べたら、そんなの大したことないよ。